
足立成和信用金庫(初鹿野惠太郎理事長)の旭町支店(千住旭町・松場孝一店長)が、日曜営業を8月26日からスタートした。
地域に根ざした信金ならではのサービスで、他の金融機関との差別化を図るもので、利用者の最も多い同店が試みの第1号となった。日曜日に平日並みの業務を行うのは都内の信金初で、全国的にも珍しい。
開始当日は、営業開始直前に、店舗前で記念式典が行われた。初鹿野理事長をはじめ役員・職員らに加え、地域から招かれた吉田正男氏(足立成和信金非常勤理事)、田中彰氏(旭町商店会理事長)、岩城武氏(常東地区町会・自治会連合会会長)が出席。テープカットで祝った。
初鹿野理事長は「お客様から、我々は仕事をしているのに金融機関がなぜ閉めているのか、との声を以前からいただいていた。効率化だけでなく利便性を高め、フェイス・トゥー・フェイス、顔を合わせてのサービスをしていきたい」と話す。
日曜の営業時間は午前9時~午後3時。預金の入出金、新規契約・解約、公共料金の窓口納付(除水道料金)、融資、翌月曜日の扱いで振込みも受け付けるなど、業務は平日とほぼ同じ。年金相談員も常駐している。

前列左から松場店長、田中氏、初鹿野理事長、吉田氏、岩城氏