足立朝日

城北ヤクルト販売 がん対策の取り組みで表彰

掲載:2021年4月5日号
 昨年4月から、新入社員が入社後3カ月間、各家庭の訪問時に自社の商品の説明や販売をせずに、がん検診の普及啓発を勧めたことが認められ、城北ヤクルト販売㈱(千住宮本町30-4、大久保毅一社長)が「がん対策推進企業アクション(厚労省委託事業)」からこのほど表彰された。
 乳がん、子宮頸がんの検診受診率が欧米では80%以上であるのに対し、日本では35%程度と低い。早期のがん発見が高い確率で完治に繋がることは確か。同社では、これに応え、社員やヤクルトレディは定期的にがんについて話し合う勉強会を実施。
 この中で、昨年4月からの活動では、新規の家庭や職場、施設などへの訪問件数が7400件を超え、ヤクルトレディが「がん検診のススメ」の冊子を配布説明。そのうち受診者数は213人となる成果を上げた。
 また同社では、健康促進活動として企業や小・中学校において出前講座・授業を行っており、がん検診受診率向上を目的に、普段からがんについての正しい知識を習得に努めている。
 こうした積極的な活動が「がん対策推進企業アクション」の目に留まり表彰となったもの。大久保社長は「私たちとともにヤクルトレディの励みになります。今後は、医療機関や行政、NPOなどとも連携し区民講座を実施したい」と語った。
【問合せ】TEL3882・8960 城北ヤクルト販売

写真/城北ヤクルト販売の大久保毅一社長