足立朝日

足立学園出身 高松潤さん出演 犬と少年の感動作 「ハチとパルマの物語」 5月28日㈮公開

掲載:2021年5月5日号
 亡くなった主の帰りを待ち続けた忠犬ハチ――感動の物語が、ロシアにもあった。そんな実話をもとにした、日露共同製作映画「ハチとパルマの物語」が5月28日(金)から公開される。
 1977年、検疫検査を通過できなかったシェパードのパルマは、飼い主が迎えに来る日を信じて、2年もの間、滑走路の傍らで待ち続けた。映画は、そんなパルマと少年との交流を描いた感動作だ。
 秋田犬たちとの絆も綴られ、2019年11月~2020年1月には、秋田県大館市でロケが行われた。
 映画初主演となるコーリャ少年のレオニド・バーソフの脇を、名優アレクサンドル・ドモガロフ、ヴィクトル・ドブロヌラヴォフ(「T-34 レジェンド・オブ・ウォー」)らベテランが固め、日本からは渡辺裕之、藤田朋子、壇蜜、阿部純子に加え、足立学園出身で秋田県三種町生まれの俳優・高松潤が出演している。
 秋田犬を贈られ話題となったフィギュアスケーター金メダリストのザギトワが、本人役で登場しているのも見どころの一つ。主題歌は堂珍嘉邦の「愛の待ちぼうけ」。
 ロシアでは3月18日から公開され、1カ月で観客動員数150万超を記録。日露共同製作映画として歴代最多となった。また、4月22日~29日のモスクワ国際映画祭にも出品された。