足立朝日

お菓子なあだち 2品目

掲載:2021年5月5日号
五家宝ほか各種きな粉菓子
「㈱ワタトー」
東保木間2-18-9 TEL3883・3209


 総合スポーツセンターそばの住宅街にある同社は、今年創業100年を迎えた菓子メーカーで、五家宝を中心に様々なきな粉菓子を製造している。
 現在の渡辺将結社長(45)は4代目。戦後、日本橋で豆菓子メーカーとしてスタートし、両国へ移転。そこで五家宝の製造を始めた。約70年前、親戚であるきな粉メーカー「秋葉商店」隣の現在の場所に移り、同商店のきな粉を使って毎日伝統菓子を作り続けている。
 埼玉銘菓と言われ、「五穀は家の宝なり」といった意味が込められた五家宝。きな粉棒の中にモチ米のサクッとした食感のポン菓子が入っているこの菓子そのものは、お菓子のオリンピックと言われる全国菓子大博覧会で受賞している銘菓。
 その他、同社ではきな粉をKINAKOという言葉として外国人にも浸透させたいとの思いでハラール認証を取得。同認証は、食の制限の多いイスラム教の人たちにも安心して食べられるお菓子であることを世界に伝えるもの。
 五家宝(税込300円~)以外では、若者向けにチョコの入ったきな粉玉「ブルード」(同)といった商品も販売。
 平日午前8時~午後6時まで営業している同社のほか、サミット保木間店と五反野店、サンベルゴ(梅田8-10-1)、ヤフーショップなどで購入出来る。

写真上/各種きな粉菓子
下/渡辺社長