足立朝日

区内一の花菖蒲スポット 「北綾瀬周辺」をお散歩

掲載:2021年6月5日号
 今年もハナショウブの季節がやって来た。ハナショウブが見れる区内一のスポット「しょうぶ沼公園」がある北綾瀬駅周辺をお散歩してみよう。

Aハナショウブが見頃
 北綾瀬駅前の「しょうぶ沼公園」(谷中2-4-1)には5つのショウブ田があり、江戸系を中心に約140種8100株のハナショウブが植えられ見頃をむかえている。
 例年だと6月初めに同公園で「しょうぶまつり」が盛大に開催されるが、今年も昨年に続き新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止となった。イベントはなくなったが、ショウブ田には6月20日(日)まで木道が設置され間近でハナショウブを楽しむことができる。
 動画配信サイトYouTubeにある足立区観光交流協会公式チャンネルでは、同公園のハナショウブの魅力を配信中。手入れの様子や品種の解説のほか、ショウブ田を管理するスタッフによるハナショウブガイドツアーの様子も公開される。詳しくはパソコンやスマートフォンでYouTubeから足立区観光交流協会と検索。
 動画でハナショウブの魅力に触れてから実際に公園に出かけてみては?
【公園に関する問合せ】TEL3880・5239東部公園係
【動画に関する問合せ】TEL3880・5853足立区観光交流協会
B障害者施設のおいしいパン
 平成25年(2013)に開設した社会福祉法人あだちの里「綾瀬なないろ園」(綾瀬7-14-12、TEL5682・0730)は、知的障害者たちが通う福祉施設だ。
 綾瀬、竹の塚、江北の各ひまわり園と同様に、ここでも利用者たちが丹精込めてパンを作り販売している。現在、同施設の利用者は49人。その内の3~6人がパンの製造に関わっている。パンの販売スペースは入口を入ってすぐ右側の地域交流スペース「アオ・アクア」。イートインスペースもあるが、現在はコロナ禍のため利用できない。
 ほかの施設にはない、ここだけのパンとして「猫パン」を販売している。その名の通り猫の形をしたパンで、味はプレーン(100円)、抹茶きなこ(130円)、ココア(同)、日替わり(同)の4種類。パンを入れている袋に猫の顔が描かれているので、思わず写真に撮りたくなる。6月からはチョコペンの同時販売もスタート。自分で好きな猫の顔をパンに描こう。また、一緒に買いたいのがカスタード入りの猫の手パン(150円)。こちらもオススメだ。その他、雪の玉と呼ばれるフランス菓子「ブールドネージュ」(220円)もサクサク食感で人気がある。HP
★「足立朝日を見た」で猫パンを購入の方に、6月7日(月)~11日(金)まで1日先着10人にチョコペンをプレゼント
【営業時間】午前11時半~午後5時(売り切れ次第終了)、土日祝定休
【交通】北綾瀬駅下車徒歩約8分、または綾瀬駅からバス竹の塚駅東口行きで綾瀬七丁目下車徒歩約2分
C大型リサイクルショップ
 東綾瀬公園野球場のすぐ脇にある大きなリサイクルショップ「遊遊市場」(綾瀬7-16-22、TEL0120・565・860)。オープンから約20年、地元はもちろん板橋や松戸から連日多くの人たちが訪れる有名店だ。
 まず圧倒されるのがその広さ。300坪に1000点以上のアイテムがぎっしりと並んでいる。「エアコン以外は何でも揃う」をモットーに家具、家電、洋品、小物、ブランド品など幅広く取り扱う。
 今、特に力を入れているのが家電セット。冷蔵庫、洗濯機、電子レンジの3点で1万9800円、冷蔵庫と洗濯機の2点セットで1万6800円。引っ越しても「新品の家電は高い」という人が購入していく。年代も10年以内のものしか取り扱わないため、中古でもしっかりとした製品ばかりで、購入者からは大変喜ばれている。また、毎日セールを実施。不定期でセール内容が変更になるが、人気なのがソファ40%オフセール。5000円~1万円台でソファが購入できる。
 買い取りは、使い古した靴やぬいぐるみなどリユースできるものなら何でも可。量にもよるが査定時間は5~10分程度。「不要になったけど、こんな物まで引き取ってくれるの?」と迷っている人は一度店舗に行って相談してみては。出張買取も行っているが、コロナ禍のため現在はブランド品のみ。
★「足立朝日を持参」で6月末まで、3000円以上購入者は500円引き
【営業時間】午前10時~午後7時半(買い取りは午後5時まで)、年中無休
【交通】北綾瀬駅下車徒歩約9分
D地域密着型の畳店
 足立ブランド認定企業のひとつ「小川畳店」(東和3-6-7、TEL3605・6285)は、小川崇代表(42)が国産イ草を厳選し、多種多彩な活動を行っている。
 同店は日本の伝統を大切にし、外国産のイ草よりも良質で安全な国産のイ草を使い、畳づくりを進めている。昔に比べ洋室が圧倒的に増えた現状でも、フローリングの上に敷く置き畳を提案したり、畳の魅力のPRに全力を注ぐ。
 コロナ禍で増えたのが襖や障子、網戸などのリフォーム。在宅ワークになり、ビデオ会議などで部屋の背景が気になる人が直して欲しいと訪ねてくる。小川代表は「うちは包丁やハサミ研ぎもやりますよ。畳を切断するときに使う刃物をよく研ぐのでその技術が生かせます。畳屋だから畳の事だけしかやらないのではなく、家の困りごとは何でも解決してあげたい」と語る。
 また、今年の4月から足立ブランドの若手の集まり「足立ブランドユース」の会長に就任。5月末には同じ足立ブランド企業である「安心堂」(江北3-21-6)が製作した沿線グラス(435ml)で、自分のお店を中心とした西日暮里から松戸までの千代田線・常磐線バージョンを作ってもらい、1980円で販売を始めた。「綾瀬・北綾瀬が載っている沿線グラスは大変好評です。綾瀬からちょこっと出る北綾瀬がアクセントになっていて、名物になって欲しい」と小川代表。
★「足立朝日を見た」で商品を購入の方に6月末まで畳雑貨をプレゼント
【営業時間】午前8時~午後6時、日祝定休
【交通】北綾瀬駅下車徒歩約12分または、綾瀬駅からコミュニティバス亀有駅南口行きで蒲原中学校入口下車徒歩約3分

写真A-1/ハナショウブが間近に見られる=2019年撮影
A-2/足立区観光交流協会の動画
B-1/猫パンやクッキー
B-2/感染対策もバッチリのパン工房
C-1/国内有名メーカーの家電もズラリ
C-2/店内に貼られたセール一覧表
C-3/広々した店内
D-1/沿線グラス
D-2/小川代表、妻の昭子さん(左)と母の雅代さん


◆法立寺で 6月6日(日)「びわパーティ」
 足立区谷中2-11-9、「法立寺」(東京メトロ千代田線北綾瀬駅前)本堂前の境内で、6月6日午後2時~4時、毎年恒例の「びわパーティin法立寺」開催。採ったびわの配布。くじ引きあり。マスクを付けて参加無料。TEL3605・1861


本堂横のびわの木

◆「あだち道草の会」6月5日(土)歩こう会
 6月5日(土)10時、千代田線北綾瀬駅改札前集合 【コース】北綾瀬駅→しょうぶ沼公園→東綾瀬公園→JR綾瀬駅 【問合せ】TEL090・7259・5314NPO法人フォレスト・萩原