足立朝日

お菓子なあだち 3品目

掲載:2021年6月5日号
人形焼き「㈲鈴富製菓」
一ツ家1-22-20 TEL3884・1978


 平野小学校そばにある鈴富製菓は、人形焼き一筋60年の会社だ。創業者である鈴木富男会長(79)、裕一社長(57)、三代目の啓介さん(33)と親子三代が現場で活躍している。
 同社は、栃木県出身の鈴木会長が同郷人が勤めていた人形焼きメーカー「西野製菓」(荒川区)で働き始め、昭和37年(1962)に独立して設立。
 浅草土産、東京土産のイメージのある人形焼き。色々な場所で製造されているが、人形焼き1本でやっている会社は珍しい。
 同社の人形焼きは、しっとりとした生地の中に甘さ控えめの国産小豆を使った餡がギュッと詰まり、お茶請けにピッタリ。こしあんとつぶあんは、自社の大鍋でじっくりと低温熟成で炊いた自家製だ。
 「こしあん」(1個40円)「つぶあん」(同)のほか、「栗」(同50円)と「あんなし」(1袋200円)がある。また、贈答用に箱入りも可能。
 商品は、午前9時半~午後4時(なくなり次第終了)まで不定期営業の同社直売のほか、ヨーカドー竹の塚店と綾瀬店、イオン西新井店、サンベルゴ(梅田8-10-1)などで購入出来る。

写真上/あんこたっぷりの人形焼き
下/三代目として活躍中の鈴木啓介さん