足立朝日

足立学園 「高大接続会議」登壇 新たな教育への 挑戦を語る

掲載:2021年7月5日号
 足立学園の教員と生徒が、6月1日(火)、御茶ノ水ソラシティで開催された2021年「高大接続総会」(アロー教育総合研究所主催)の座談会に登壇した。
 「探究トークセッション」で語ったのは、授業研究係主任の飯山泰介教諭、高3の岡田康希さんと八幡昂樹さんの3人。
 高大接続会議は今年で4回目となる。高校教員、学習塾・予備校関係者を対象にしたもので、入試改革、パンデミック、新しい学習指導要領など、大きく変化していく大学入試や高校・大学の教育、高大接続について考える総合イベント。
 開催の大きな背景は、30年続いた大学センター入試が、今年1月から大学共通テストに変更されたことがある。
 これまでの知識偏重型の試験では、生徒たちの思考力、判断力、表現力、主体性などを養えないとの判断によるもので、学校教育現場を変えるには大学入試を変える必要があった。
 「探究型」の教育が2022年度から導入されるが、足立学園ではすでに探究コース1期生が卒業。2期生は現在高校3年生で、1期生が築いた伝統を引き継いで、更に発展させ成果を出している。
 トークセッションはアロー教育総合研究所所長の田嶋裕氏がファシリテーターを務め、日本アクティブラーニング協会、桜美林大学「ディスカバ!」(高校生のためのキャリア支援プログラム)からも担当者が登壇。
 飯山教諭は、探究活動に取り組む際に直面したさまざまな「壁」と、その壁をどのように乗り越えていったのかなど、これまでの経験を説明。2期生代表として登壇した岡田さんと八幡さんは、具体的な探究内容や失敗談などの話を、生徒の側から語った。

写真/トークセッションの様子。左テーブル正面が岡田さんと八幡さん