足立朝日

あの町この店

掲載:2021年11月5日号
とろしゃぶ「一心」
西新井本町1-15-9
TEL3896・3239

「まぐろ とろしゃぶ」一筋で10年


 秋も深まってきたこの季節、日本酒や焼酎で一杯がたまらない。今回は「まぐろ とろしゃぶ」の専門店だ。
 魚のしゃぶしゃぶと言えばキンメダイやブリが有名だが、ここは上村伸一店主が「日本でも珍しい」と言うまぐろ、とろしゃぶ。2011年「足立の花火」の7月23日に開店、今年で10年目に突入。しかも、写真のような一人前が何と1000円。店主は「ほかでは絶対に真似できないよ」。
 「とろしゃぶ」は、カツオ、昆布から出汁をとるが、このスープを沸騰させずに弱火で温め、水菜、エノキなどの野菜を入れ、レタスにとろを巻いてしゃぶしゃぶ。自家製ポン酢に浸けて口へ放り込む。プラス300円でご飯を入れて作った雑炊は極上のシメ。
 生ビールはエビス(中生500円)、お酒は灘の白鹿、宮城の一ノ蔵、金沢の加賀鳶(1合400円~500円)。焼酎は有名銘柄揃いで「今は、皆ボトルをとって炭酸割でハイボールだよ」と店主。一杯450円也。もう、たまりません。価格はすべて税込。必ず予約を入れること。【営業時間】午後5時~午後11時。火曜定休

写真上/「まぐろ とろしゃぶ」一人前
下/お店の前で上村店主


【交通】大師線「大師前駅」下車徒歩3分