足立朝日

舎人第一小 4団体の豪華サマーコンサート

掲載:2007年10月5日号
◆◇舎人第一小 4団体の豪華サマーコンサート
 舎人第一小学校(森島良洋校長)体育館で8月25日、ドイツ・ニュールンベルグ国立歌劇場オーケストラの団員を招いて、サマーコンサートが行われた。開かれた学校づくり協議会(及川敏明会長)、家庭教育部会・土曜事業部会の主催。
  森島校長の夫人でチェロ奏者の恵子さんがパイプ役となり、帰国中の団員・稲田達雄氏、田中友子さんなど外国人を含む5人が集結した。
 300席は地域の人などで満席。氷柱と扇風機を冷房代わりに、各団体が熱のこもった演奏を響かせた。創立時からある舎一小ブラスバンド部は大人顔負けの迫力で、PTAと子どもの舎一金管バンドは歌える曲で楽しく。同校卒業生の小田嶋耕一さんが代表のマシュアールウインドオーケストラも客席を盛り上げた。
  ドイツの団員たちはチューバ、チェロ、ピアノ、クラリネット、トロンボーンのデュオやソロを披露。アンコールで「さくらさくら」もあり、一流の音色で聴衆を魅了した。
 最後は4団体が合同演奏。150人もの即席一大オーケストラが「君の瞳に恋してる」に挑戦した。ピアノのクルト・カール氏の指揮でリハからスタート。初合わせとあって最初はバラバラだったが、カール氏の細かい指示で、少しずつ一つにまとまっていく様は圧巻。本番で感動の演奏を成功させ、出演者たちは音楽を作り上げる喜びを堪能したようだった。
  舎一小ブラスの部長・渡辺千仁(ちさと)さん(6年)は「あんなに大勢で、ああいう指揮は初めて。戸惑いもあったけど、いろいろわかって上手くなったのがわかって楽しかった」と話した。


演奏が少しずつまとまってゆく