足立朝日

Vol.27かめあり亭第59弾「新春寄席~笑客万来~」

掲載:2021年12月5日号
慶雲たなびく初春の万福を祈って

 ファン待望の「新春寄席~笑客万来~」が来年1月、かめありリリオホールの舞台を飾る。出演者は次の通り。
★五街道雲助 墨田区本所出身の江戸っ子で、2016年に紫綬褒章を受章した「正統派の雄」は、得意の廓噺、圓朝噺、怪談噺で観客を魅了する。御年73歳にして、パソコンやゲーム「ゼビウス」を趣味とする異色の師匠。
★瀧川鯉昇 「力の入った熱演などは一切いたしません」と言いながら、観客を病み付きにさせる特技あり。落語芸術協会理事の「いぶし銀の鯉さん」は、明治大学農学部卒業、さらには役者志望でもあった意外な経歴を持つ。
★古今亭菊之丞 歌舞伎役者張りの風貌で、女性ファンを魅了。「江戸・明治を感じさせる噺家」と評される粋な師匠。2003年の真打昇進披露興行を前に、落語界初となるお練りを新宿末廣亭から花園神社まで挙行。
★桂宮治 パワフルな語り口で、観客の心を明るくする。今年2月、落語芸術協会の噺家として会長の春風亭昇太以来、29年振りの5人抜きで真打に抜擢! YouTubeチャンネル「桂宮治の撮って出し!」をスタート。
★春風亭一花 台東区出身の江戸っ子で、立教大学経済学部卒業後、2013年に春風亭一朝に入門。翌年前座となり、横浜にぎわい座で初高座、2018年に二ツ目昇進。落語界2例目の落語家同士の結婚で幸せ真っ盛り。
★宮田陽・昇 劇団で活動後、1999年にコンビを結成し、宮田章司に弟子入り。「47都道
府県」「U.S.A.」など、優れた記憶を駆使した漫才が驚異的。陽は漫才協会副会長、昇は同理事としても活躍中。
 これら才能の塊の面々が、初春の舞台で晴れやかな話芸を披露する。
【日時】2022年1月3日(月)午後1時30分
【料金】3800円(会員料金あり)【チケット】TEL5680・3333