足立朝日

防犯活動推進員等研修会 千住警察署

掲載:2007年11月5日号
◆◇防犯活動推進員等研修会 千住警察署
 未だ振り込め詐欺が多発する昨今。千住署管内のみでも16件。被害総額約2000万円。千住警察署(高橋正夫署長)は10月4日、東京芸術センターで「防犯推進員等研修会」を行った。
  講師の篠宮和明さんは「銀行帰りは狙われやすいので気をつけて」と啓発。侵入窃盗にしても、事前に狙いをつけている可能性が高いという。ワンドア・ツー   山本生活安全課長    ロックにしているマンションは、泥棒が減ったというデータも出ているそうだ。泥棒に入られる前に対策をして欲しいと防犯を訴えた。
  山本生活安全課長は「携帯番号が変わったという電話があったら犯罪だと思ってください」と振り込め詐欺の手口を話した。現在は区を装った年金の還付金詐欺が多発しているという。
  高橋正夫署長は「犯罪抑止は地域の皆さんの協力があってこそ。防犯は人の目で防ぐことができる」と話す。
 常東地区町会自治会連合会会長の岩城武氏は「防犯というと外部への警鐘が多いが、各家庭が円満であれば犯罪は起きない、という意識で携わっている。隣近所と親しくし、自分の地域を守りましょう」と挨拶。拍手がわき起こった。この催しの参加者には「千住の街を守る防犯推進員」の修了証が授与される。
  また、岩城会長は10日、 全国防犯協会連合会より地域安全運動活動に長年貢献したことから、「防犯栄誉銅章」を受賞した。


防犯栄誉銅章を授賞する岩城氏