足立朝日

羅針盤 VOL.127

掲載:2022年4月5日号
 3面にあるように、区の観光交流協会が頑張って「あだち花小旅ガイドブック」という42頁の冊子を作った。
 2年前まで実施していた区内の桜の名所をバスで回る「花めぐりバス」が、このコロナ禍で出来なくなったため、今回は冊子で紹介して、バス、自転車、歩きなどで訪ねてみてというわけだ。 
 小生、かれこれ20年以上、これらの桜や花の名所を見てきたが、今回現地を訪ねて一番がっかりしたのが、六町名物の桜並木がすっかり消えてしまっていたこと。
 ここでは現在、都の大規模な再開発事業が続いているが、「六町さくら通り」と呼ばれる約220mの桜並木は見事に無くなっていた。
 この桜並木では、毎年ぼんぼりが灯され、舞台も作られて、地元町会主催の「桜まつり」で賑わっていた。確か桜並木の存続を求める署名運動もあったはずだが……あの桜たちはどこへ?!
 立ち並んだマンション群を仰ぎながら、人々の絆をズタズタに断ち切る「再開発」の悪しき見本を見た思いで悲しくなった。(編集長)