足立朝日

雅楽にふれる 古千谷小

掲載:2007年11月5日号
◆◇雅楽にふれる 古千谷小
 古千谷小学校(大澤重市校長)で10月5日、真言宗智山派・智山雅楽会による雅楽演奏が披露された。このスペシャル教室は、文化庁が推進する「学校への芸術家等派遣事業」の一環で、古千谷一丁目在住の雅楽師・東儀季一郎さん(2面「人」蘭参照)が、全児童548人に雅楽を解り易く解説した。 
 鳳笙(ほうしょう)・篳篥(ひちりき)・龍笛(りゅうてき)の三管、琵琶(びわ)・筝(そう)の両弦、鞨鼓(かっこ)・太鼓・鉦鼓(しょうこ)の三鼓による管絃演奏が始まると、児童は静まり返って聴き入った。同雅楽会一同による声明では、響き渡る声に驚いた様子。舞踏と音楽で構成される「舞楽」で、面をつけた舞人が登場すると、児童は興奮気味。あちこちから「すごい!」の声が沸き起こり、勇壮な舞「抜頭(ばとう)」を堪能した。
  最後の各楽器の体験タイムは、児童はそれぞれお目当ての楽器に挑戦。平安時代中期の、日本で最も古い古典音楽に触れる優雅で贅沢な時間を楽しんだ。


勇壮な舞人の姿に児童興奮