足立朝日

千住に妖怪出現! 巨大な「がしゃ髑髏」にワクワク

掲載:2022年7月5日号
 猫耳の娘、角の生えた男性、背の高い狐面――薄暗いホールのあちらこちらで、人に混じって楽しんでいるのは異形の物の怪たち。
 怖いけれどどこか親しみを感じる、そんな妖怪たちが集まるイベント「千住妖怪創作祭」が6月19日(日)、アートセンターBUoY(千住仲町49-11)で開かれた。
 主催は和文化の普及活動をしている「和文化継承委員会まほろば」(榎本龍晃代表)。千住には「千住大橋の大亀」や「片目の大緋鯉」といった七不思議があることから、「妖怪で千住の街を盛り上げたい」と企画された。
 妖怪メイクを手がけるメークアップアーティストの「変化師オリ」さんが、総合演出を担当。当日は本人も猫の妖怪に扮し、イベントを盛り上げた。来場者は子どもから大人まで様々で「BUoYは敷居が高くて来れなかったけど、妖怪イベントなら」と孫を連れてきていた年配の人もいたという。
 ハンドメイド作品の販売やフォトスポットの他、ステージでは妖怪DJ、紙芝居、振付師パーツ・イシバさんらによる妖怪ダンスなどが披露され、子どもたちも釘付だった。
 目玉となったのは、ステージ奥に鎮座した巨大な「がしゃ髑髏」。制作したのは、北海道夕張市のご当地キャラ「メロン熊」の着ぐるみを手がけた特殊造形師・吉田ひでおさん(アーリオ工房)。髑髏は立つと3・5mもあり、実際に歩かせることができる。他にはない代物だ。
 来年秋、その巨体が街を闊歩する「妖怪道中」イベントを予定している。千住が宿場町であり、松尾芭蕉の奥の細道出発地であることを生かした企画で「みなさんと育てていけるイベントに出来たら」と榎本代表。千住の新たな名物になりそうだ。

写真上/琵琶とラップのステージ。奥にあるのががしゃ髑髏
下/妖怪たちが大集合。前列左が総合演出のオリさん