足立朝日

あいのわ福祉会利用者がイラスト 後援会長・秋山さん2冊目の句集完成

掲載:2022年7月5日号
 社会福祉法人あいのわ福祉会(橋本弘理事長)の理事で、後援会長の秋山啓司さん(88)による句集「忘れられない刻があり言葉があり風景がある(上・中) あいのわ福祉会の皆さんの絵画集」が完成した。前作が出てから7年ぶり、2冊目となる。
 四季折々の風景や日常を詠み、同法人の会報「あいのわ」(年3回発行)に掲載してきた20句をまとめたもの。2015年に発行した「上」の21句も加えて、カラー96頁のボリュームある「上・中」に仕上がった。
 秋山さんは第八中の担任が教室に貼っていた有名な句を見て、「いいもんだな」と俳句に興味を持ち、30歳頃から本を読んで勉強。社長業の傍ら新聞に投句を始め、今は2面「あだち俳壇」の常連だ。
 7年前、「句をまとめたい」と、同法人が運営する大谷田就労支援センターの酒井紀幸施設長(現在は足立あかしあ園総合施設長・常務理事)に相談し、上巻を企画。今回は桑原祐生施設長も協力し、前回同様、同センターで印刷した。
 句集は一句につき見開きを使い、秋山さんの句と著名な俳人による句を併せて紹介。さらに、施設利用者に句をイメージして描いてもらったイラストと風景写真も掲載されている。「絵はがきになるような上手なものも個性的なものも、一生懸命描いたのが伝わってくる」と秋山さんは目を細める。
 施設利用者は普段、決まったテーマで絵を描く機会がなく、これをきっかけに作画の楽しみを見出した人もいるという。「他の人に見てもらえることが励みになっている」と桑原施設長。
 利用者の親からは、俳句を教えて欲しいとの提案もあったそうだ。
 希望者には無料で進呈。問合せはTEL3605・6762大谷田就労支援センターまで。

写真/句集を手に秋山さん=足立あかしあ園で