足立朝日

勝ち負けなしの泣き相撲 子育て観音・実相寺

掲載:2007年11月20日号
◆◇勝ち負けなしの泣き相撲 子育て観音・実相寺
 伊興四丁目の伊興子育観て音横沼寺・実相院で「お十夜まつり」が10月20日開かれた。恒例の花火打上げが行われたあとは「泣き相撲」の儀式が始まる。2歳未満の幼児が参加し、勝敗なしの「みあって、みあって」。
  泣き相撲の始まりは長崎県の平戸のお寺と伝えられており、毎夜お寺に現れる悪霊が 無病息災願い多くの幼児が参加  子どもの泣き声に驚いて退散したという故事から、平戸ではこの行事が何百年も続いてきたそうだ。泣く子は元気に育つと言われる。
 当日も多くの人で賑わい、参加した幼児もおよそ100人となった。大泣きする子やにこにこしている子など様々だが、勝負が終わると可愛い参加者たちの無病息災を願い、洒水(しゃすい・観音様にあげて清められた水)でお祓いを受け、お守りが授けられた。