足立朝日

足立のタウン誌 「あだち百景」が第150号発行

掲載:2022年9月5日号
 41年前の昭和56(1981)年7月に足立の季刊(年4回発行)のタウン誌「竹の塚百景」の創刊号が発行された。あれから41年、途中、名前を「あだち百景」に変えて発行を続け、この7月に記念の150号を出し、再び注目を集めている。
 (当時の)竹ノ塚駅の改札口で、40代の2人の男女(発行人夫婦)が並んで「足立区で初めてのタウン誌が出来ました。どうぞご覧ください」と呼びかけ、電車から降りて来る人たちに1冊づつ配っていたその日。
 「竹の塚百景」は、竹の塚在住の菊地隆夫氏を編集発行人としてA5版、56頁で創刊された。これには、奥さんの叶子さんも事務・編集担当として協力。
 「竹の塚に文化を!」をキャッチフレーズに、同地区の町会、自治会、商店街、サークルなどの動き、住まいと生活、教育、文化、スポーツなどの読み物を精力的に提供。
 注目されたのは、56頁の記事下にビッシリ入った町の広告だ。このスポンサーについては、150号の19~20頁に掲載されていて、「なつかしい」と言う人もいよう。
 この形で平成17年(2005年)前半まで発行を続けて来た菊地氏が病で倒れたため、後を継いだのが、印刷製本で同誌を支えていた「㈱トータルプランニングスズキ」(東保木間1-21-12)の鈴木義雄社長(右「ピープル」欄参照)。平成17(2005)年からこの17年間、「あだち百景」と名前を変えてタウン誌を一度も休刊することなく続けて来た。

写真/第150号の表紙(右)と同誌21頁~34頁に掲載された表紙の数々