足立朝日

子ども食堂支援 区へ米1000㎏寄贈

掲載:2022年9月5日号
 竹の塚と西伊興に子会社を持つ自動車メンテナンス会社「ニッポンメンテナンスシステム㈱」(中央区八丁堀)の伊藤光治会長(70)が、社会貢献活動に取り組みたいと米1000㎏を子ども食堂支援にして欲しいと区へ寄贈した。
 社会貢献活動に取り組むにあたり、最初に足立区社会福祉協議会へ相談。そこで、伊藤会長の思いを共有し、子ども食堂支援の助言を受けた。当初は寄付金という形で社会貢献する予定だったが、相談の段階から関わっていた会長の関係者が実際に区内子ども食堂を見学すると「お金でなく、お米で寄付してもらえると助かる」と現場の声を聞き、米を寄贈することを決めた。
 米の調達にあたっては、「地元企業が潤うように」との思いから足立成和信用金庫から区内の米店を紹介してもらった。今回は、西新井にある内勝米店と中川にある山菊米穀店から隔月60㎏を16回、NPO活動支援センターを通して配布することになった。米は、希望する子ども食堂へ9月上旬から順次配布される。
 寄付の原資については、伊藤会長が70歳の誕生日を迎えるにあたり、20年ほど前からの趣味であるカメラで人物や風景を撮って編集した写真集とポストカードを作り、7月に開催した個展で販売した売り上げが基になっている。
 8月29日(月)には伊藤会長が区役所を訪れ、近藤区長から感謝状が手渡された。今回の寄付について伊藤会長は「子どもたちに元気でいてもらえるとうれしいです。継続性が大事なので、今後も支援していけたらと思います」と話す。

写真/近藤区長へ米を手渡す伊藤会長(右)