足立朝日

羅針盤 VOL.132

掲載:2022年9月5日号
 小生がプランターで育てている朝顔は、直径5㎝ほどの可愛い花(色は紫、たまにピンク)を咲かせているが、この朝顔は種を継いで継いで何と4代目。
 今年は、採れた種がもったいないと友人たちに10粒位ずつ配った。それが、もう大変。
 小生のは7月28日(木)朝に一輪開花。後はポツポツと咲き、8月末現在も咲き続けている。でも葉が多い。
 ところが、多数の発芽を2葉に絞り「2本立て」で育てようと力が入っていた保木間在住のグルメ研究家Iさんのや、花畑在住の植物研究会代表Hさんのがなかなか開かない。
 8月26日(金)朝、まずHさんから、続いてIさんから「4代目朝顔やっと咲きました」と速報に次ぐ速報!
 この騒ぎの中で、教科書に載っている江戸時代の俳人・加賀千代女の名句「朝顔〇釣瓶とられてもらひ水」の〇は「に」ではなく「や」が正しいこと、「秋の季語」である朝顔は「葉が育ちすぎると花芽が付きにくい。花に関係するリン酸系の肥料を施すのが良い」ということなどを学んだ。「たかが朝顔」と言うなかれ――。   (編集長)