足立朝日

お菓子なあだち 18品目

掲載:2022年10月5日号
六方焼、ジャムサンド、鈴カステラなど
「三黒製菓㈱」
本社=千住1-13-6
工場=八潮市木曽根415-1、TEL048・995・7011


 つくばエクスプレス八潮駅から徒歩約10分の場所に工場がある同社では、六方焼、ジャムサンド、鈴カステラなど、懐かしさ感じる菓子の製造をしている。
 現社長の黒川慶一氏(45)の祖父が、3兄弟で江東区深川で菓子の小売店を昭和16年(1941)に開始したが、戦争による空襲で親戚がいた千住に移り三黒製菓㈱を設立。長男が砂糖コーティングのビスケット・ヨーチを、次男が高級おこしを、そして三男(慶一社長の祖父)が高級サンドをそれぞれ製造するようになった。その後、世代が変わり、昭和35年(1960)に梅田に製造工場を、その4年後には千住に袋詰め工場を設立したが、昭和49年(1974)に梅田と千住の工場を収容した埼玉工場を八潮に建設。千住には本社が残っている。
 同社の「六方焼」は北海道産の小麦を使い、昔ながらの製法で焼き上げたあん入り、「ジャムサンド」はいちご、りんご、レモン味がある。鈴の形をした「鈴カステラ」はハチミツ入りで甘く、子どもたちにも人気の商品だ。
 商品は、生協や無印良品、イオン、OKストアなどで販売されているほか、毎月最終日曜日の午前9時~11時まで埼玉工場で直売会を行っている。また、10月22日(土)、23日(日)にアリオ西新井で開催される「菓子博」にも出店販売する。
 ホームページは「三黒製菓」で検索。

写真上/同社製造の各種お菓子
下/黒川社長