足立朝日

食育をテーマにした子ども食堂

掲載:2022年11月5日号
 地域貢献活動を行っている渡辺浩司さん(㈱オプティ代表=千住3丁目)が、子ども食堂を兼ねた居酒屋「千住かどの子ども食堂&千住かどの居酒屋」(千住仲町39-4)を10月17日(月)にオープンした。
 渡辺さんは、これまでにもコロナ禍で困っている千住の飲食店のためにテイクアウト可能なお店のマップを作製したり、感染対策用の手洗い台を導入するなど地域貢献を続けてきた。
 この子ども食堂は、通常の居酒屋であるため毎日営業。寄付に頼らない独立型として、来店客のお通し代500円が食材の運営費になる。それ以外に、「気持ちの葉っぱ」という紙を350円で販売。子ども食堂を利用する子どもたちは、お店に来た際にその葉っぱを壁に飾られた枯れ木に貼っていく。枯れ木が葉っぱでいっぱいになっていくことで、大人たちは地域が元気になる様子を、子どもたちは大人への感謝を目で見て感じることが出来る。
 食事は、渡辺さんが9月29日(木)にオープンしたアンテナショップで扱う地方の厳選食材や足立区産のものを活用。食育も兼ねており、子どもたちは大人と同じ食事メニューを注文することができる。渡辺さんは「素材のおいしさや多彩な料理を五感全てで感じてもらいたい」と話している。
【子ども食堂の営業時間】午後4時~9時(土曜は正午~)、日曜定休

写真上/「気持の葉っぱを満開にしていきましょう」と渡辺さん
下/おいしい料理に子どもたちも大満足