足立朝日

花畑センターと選管コラボ 「図書大臣を選ぼう」で選挙を学ぶ

掲載:2022年11月5日号
 親子で学ぶ模擬選挙「図書大臣を選ぼう」が10月2日(日)、花畑地域学習センター(花畑4-16-8)で行われた。
 これは、同センターが今年7月に実施された参院選の投票所となったことで、選挙管理委員会と縁ができ、足立区との共催事業として実現したもの。参加者は、小学生と保護者、花畑地区少年団体協議会の関昭男会長、サークル「国際竹とんぼ協会」メンバー、生駒勝之図書館長・内村和孝副所長ら同センター関係者、鳥山高章事務局長はじめ選管関係者の計17人。
 当日は、架空都市・花畑市の図書大臣指名選挙を設定。マニフェスト作成にあたり、選管の齋藤雅大主査が講師として登壇。「選挙とは何か」を子ども向けの映像を交えて説明し、選挙に関するクイズを通じて理解を深める講義を実施。子どもたちは「アウトドア党」「鉄道学び党」「時間忘却党」を結党して親子で知恵を絞り、それぞれ「雨でも大丈夫! 図書館でキャンプ!」「電車に囲まれて旅できる図書館」「時間を忘れられる図書館」などのマニフェストを作成。発表時、子どもたちは興味をもって楽しそうに各マニフェストに聴き入った。選管公式マスコット「エラビ↗」も登場し、場を盛り上げた。
 選挙は接戦となったが、6票を獲得した「アウトドア党」が当選。参加した子どもたちからは「投票が楽しかった」「マニフェストを考えるのに時間がかかったが、書けて良かった」「初めて投票の体験ができて楽しかった」などの感想が聞かれた。
 主催側として、子どもたちの想いを反映して収集した本の「特集棚」を、11月29日(火)まで同センター(10月実施)と図書館に展示。また、マニフェスト実現のため、11月20日(日)まで同図書館「お話の部屋」にテントを設置し、キャンプ場のような空間を作る。
 内村副所長と久保係長は「選挙について親子で学ぶ目的を持ち、今年度から期日前投票所となったセンターの周知も兼ねて実施。今後も継続して開催し、興味関心を高めていきたい」と抱負を語った。