足立朝日

羅針盤 VOL.134

掲載:2022年11月5日号
 毎年、この頃になると小生の周りには、一年の進み方の速さを嘆く声が渦巻く。
 「残されている日々を考えると、あれもやりたい、これもやっておきたかったのに……という焦りの感情が強くなるからね。無理ないよ」という「神」のなぐさめの声が聞こえてくる。そして、「一年を掃き捨てよう」とばかりに、集まる不平、不満の声も一杯だ。
 ①「車で後ろから追突され、追突した車はそのまま走り去り逃げた」という声が2件。「とにかく逃げる」が当たり前の社会は救いようがない②あんなに楽しかったBS5水曜夜10時~(当時の)「ヒロシの迷宮グルメ 異郷の駅前食堂」が突然終わった。別のタレントが30分短縮でやっているが、あのヒロシのとぼけた味が良かったのに……③車が全く通らない団地の保育園で、父母が送り迎えの車が来る時間目がけて、取り締まりに自転車で来る民間の緑のおじさん、おばさん。ひどいね。こんな形で反則切符切ってうれしいの?
 古来から「物言わぬは腹ふくるるわざなり」と言う。すべて吐き出して新年へ。 (編集長)