足立朝日

北千住ルミネ 地元の魅力を発信 タカラ湯でビジュアル撮影

掲載:2022年12月5日号
 10月20日(木)~11月16日(水)、北千住ルミネ3階入口にオシャレでユニークな展示が出現し、ちょっとした注目を集めた。
 入ってすぐの正面に、「イイ色、イイ気分。」のキャッチコピーと笑顔の女性の大きなタペストリーが飾られ、その下にはいくつもの黄色いケロリン桶。改めて写真をよく見ると、女性は銭湯の浴槽の中でカラフルなニットに埋もれて、うっとりと目を閉じている。なるほど、ニットもお風呂も、温かくて気持ちいいと納得。
 ルミネ北千住の2022秋のキャンペーンのキービジュアルとして展開していたもので、全てタカラ湯(千住元町27-1)で撮影された。
 同施設が都心のルミネとは一味違う発信をしたいと考える中で、千住の魅力が下町であること、その一つとして銭湯に白羽の矢が立った。これまでも定期的に周辺エリアのスポット紹介をしているが、銭湯に大きくスポットを当てたのは初という。
 営業部フロアマスターの平島麻帆さんは「自然な中でインパクトのあるビジュアルを作りたかった。タカラ湯はレトロで、タイルも色遣いがカラフル。カラーニットとの親和性もあった」と相性の良さを喜ぶ。定休日の撮影で、湯の張っていない浴槽に実際にニットを敷き詰めたそうだ。
 また、営業部マネージャーの枝元淳子さんは「周りのお店も含めて地域全体がお客様に支持されて北千住に足を運んでもらえることが、ルミネ北千住が長く愛されることにつながる。都心まで行かなくても、素敵なお店が入っていることを知ってもらいたい」と話す。
 3階に新たに出店した人気コスメブランドも、「北千住といえば銭湯」と、浴室のタイルや下足箱をイメージして内装、かわいいと好評だそうだ。千住=銭湯のイメージが定着しつつあるようだ。

写真上/ルミネ北千住の3階入口に設置されていたタペストリー。下にはケロリン桶
下/タペストリーの反対側にも銭湯でのショットが満載