足立朝日

大谷田小PTA 「優良PTA文部科学大臣表彰」 代表で授与

掲載:2022年12月5日号
 大谷田小学校PTA(三枝孝次会長)が、コロナ禍を考慮しながら実施した地道な昨年度のPTA活動が評価され、令和4年度「優良PTA文部科学大臣表彰」を受賞した。
 同表彰は、PTAの健全育成と発展の助けになることを目的に、PTA組織・運営や活動について優秀な実績を上げた団体を、文部科学大臣が表彰するもの。評価対象となった同小PTA活動は実に多種多様。例えば、コロナ禍で各行事が中止になった6年生のために開催した「6年親子レクリエーション」。学校生活最後の思い出として、親子玉入れ、親子二人三脚など親子で楽しめる場を設けた。また、小P連と連携し、子どもたちのチャレンジを応援する独自企画として、川柳・絵画・折鶴など作品を募集し、三枝会長が表彰する「令和新企画コンクール」を実施。その他、PTA卓球同好会中心の企画・運営「親子卓球教室」や、「通学路大探検!」をテーマに学区域を隅々まで清掃する「環境浄化活動」など、創意工夫に満ちた活動を親子で楽しんだ。
 同表彰を東京都で受賞したのは、都内小学校約1300校のうち3校だけで、足立区では大谷田小のみ。さらに、東京都受賞校の代表として三枝会長が登壇し、文部科学省から表彰状を授与された。なお同校は、webを含む広報にも力を入れ、東京都小学校PTA広報コンクール「佳作」、足立区PTAけやき賞(最優秀賞)なども受賞している。
 三枝会長は、次のように想いと抱負を語った。「昨年度はコロナ禍で活動を自粛する学校が多い中、感染対策を行った上で何か工夫をしてひとつでも多くのことができないかと模索。PTAと学校の協力を得て、行ってきたことが表彰対象となり、とてもうれしい。これからも、PTA活動のデジタル化促進、『おおやたおやじの会』の立ち上げなどに取り組み、子どもたちのためにより良いPTA活動を行っていきたい」
 同校の菅原秀道校長は次のように活動を称えた。「昨年度本校に赴任し、このコロナ禍にあっても日常のPTA活動が当たり前のように行われていることに驚いた。具体的には、保護者による毎朝の挨拶と見守り活動や、月2回の資源回収、ベルマーク作業など。特にベルマーク作業は業者ごと・点数ごとの仕分けが必要で、私も一家庭分の仕分けをするのに3時間かかった。これを全校分仕分けして、学校の備品を揃えてくださることに感謝の気持ちでいっぱい。活動に関する三枝会長の発信力は素晴らしいものがあり、本校PTAの活動は表彰にふさわしく、心から誇りに思う」
 未来型のPTAの模範ともいえる同校PTAに注目したい。

写真上/永岡文科大臣から表彰状を授与される三枝会長
下/大谷田小PTAの活動を称える表彰状