足立朝日

有志が運営する 北鹿浜公園のミニ列車 乗車人数が10万人を突破!

掲載:2022年12月5日号
 本物のSL展示があることで知られる北鹿浜公園(鹿浜3-26-1、TEL3897・8030)で平成12年(2000)から、
毎月1回と年2回のイベントでミニ列車を運行させているボランティアグループ「鹿浜ミニチュア鉄道クラブ」(梅澤淳会長/91)。そのミニ列車の乗車人数が、10月15日(土)に開催されたミニ鉄道まつりで10万人を突破した。
 鉄道好きで機械いじりが趣味だった梅澤会長は、退職後の59歳の時に日本工業大学の鉄道クラブに入りSL作りを習得。しかし、ミニSLを作っても走る場所がない。そんな時、地元の北鹿浜公園が改修されることになり「自分たちがボランティアで運行を手伝うので、ミニSLが走れるレールを敷いて欲しい」と要望し、平成12年から運行が始まった。
 現在14人の同クラブ会員たちも鉄道好きばかり。列車は石炭を燃やして走るSLとバッテリーで走る列車の2タイプがあり、全て会員たちの手作りだ。
 節目の年には地元住区センターにも協力してもらいイベントを開催してきたが、コロナ禍で約2年間は運行を中止していた。その間、公園を訪れる人たちからは再開を期待する声が多数あった。
 「子どもの頃にミニ列車に乗っていた子が親になり、その子どもを連れて来たという話を聞くと、やってきて良かったと感じます。10万人突破は通過点、15万人、20万人を目指して努力していきたいですね」と梅澤会長。
【ミニ列車運行日時】
①毎月第4水曜の午前10時~午後3時(定期運行)②4月と10月の第3土曜のミニ鉄道まつり※土日祝と第2水曜(7月、8月、1月、2月を除く)、区民の日は施設運営事業者がミニ列車を運行

写真上/子どもたちを乗せて走るミニ列車。一番後ろが梅澤会長
下/鹿浜ミニチュア鉄道クラブのメンバーとミニ鉄道