足立朝日

わくわくモーモースクール 上沼田小

掲載:2007年12月5日号
◆◇上沼田小
わくわくモーモースクール
命の尊さと酪農への理解

 上沼田小学校(大森隆雄校長)を10月26日、子牛と乳牛が訪れた。関東生乳販売農業協同組合連合会主催の「わくわくモーモースクール」だ。
牛との触れ合いを通じて命の尊さ、牛乳や乳製品の生産方法、酪農への理解を深めてもらおうと、乳業、酪農家などが協力し出前授業を行っている。
 当日は酪農体験や食育など、細かく分かれたコーナーを全校児童が学年ごとに回った。子どもたちは、酪農家の人から牛の餌や仕事について教わり興味津々。バターやチーズケーキを作って食べ「自然の恵みをもらって食べているということを忘れないで」という講師の言葉に耳を傾けた。
 外では本物の牛たちと対面。子牛に指を吸われ、「かわいい~」と感動の悲鳴も。3年生は大人の乳牛で乳搾りを体験。最初は緊張気味だったが、自分で搾ったお乳を手で受け止めた途端「あったかい!」「ホットミルクみたい」と満面の笑顔に。
 「子どもたちに温かさと命を感じて欲しい」と、シンボライズファームの亀田康好さん。
 「最後はお肉になります。みんな牛さんの命をいただいているので、『いただきます』の気持ちでしっかり食べて」と食の基本を伝えた。


乳搾りで生の牛乳の温度を体験