足立朝日

友好都市・山ノ内からリンゴ届く 子ども食堂や児童養護施設へ配布

掲載:2023年1月5日号
 平成24年(2012)に友好自治体提携30周年を記念して、長野県山ノ内町に植樹した木から収穫した特産のリンゴ(サンふじ)約350個が足立区に寄贈された。
 このリンゴは11月30日(水)に山ノ内町の保育園児が収穫したもので、区内の子ども食堂(3団体)、児童養護施設(6施設)、里親家庭(9世帯)、居場所を兼ねた学習支援施設(4施設)に配られた。
 例年は、元渕江公園の「光の祭典」で行われるイベントに出店して来場者にリンゴを直接渡していたが、コロナ禍でイベントが中止のため、昨年から子ども食堂などへ配布している。
 12月6日(火)には児童養護施設「クリスマス・ヴィレッジ」に観光交流協会の大西翔平課長と総合事業調整担当課の市川美香さんが訪れ、リンゴを直接届けた。同施設の自立支援担当・郡司公太さんは「保育園の児童たちが一生懸命収穫してくれた思いはしっかりと届きました。食後のデザートとして子どもたちに提供したいと思います」と話す。
 山ノ内町役場の担当者は「山ノ内町は足立の花火、区民まつり、光の祭典などの各種イベントを通して、足立区の皆さんと交流を深めてきましたが、新型コロナウイルスの影響により直接的な交流の機会が持てない状況が続いています。友好自治体提携記念植樹から収穫したリンゴの寄贈で、子どもたちに友好都市の山ノ内町を感じてもらえれば幸いです」とコメントしている。

写真/観光交流協会の大西課長(左から2番目)からリンゴを受け取る
クリスマス・ヴィレッジの郡司さん=クリスマス・ヴィレッジで