第十四中学校(西竹の塚1‐8‐1/塚原洋校長)の生徒たちが舞台活動で大活躍し、大きな成果を収めた。
【第75回英語学芸大会・都大会】同校「演劇プロジェクト」に参加した2年生が、英語劇を希望。英語科の山中恭子教諭、田中一成教諭の指導を受け「Run! Meros,Run!(走れ、メロス)」に挑戦した。
その結果、昨年12月26日にかめありリリオホールで行われた都大会で「優勝」。出演者、裏方担当総勢100人を超える生徒たちが力を合わせた。次の生徒がインタビューに応じ、成果を語った(敬称略/名前順/一部抜粋)。▼浅野快(メロス)「原作にはない英語特有の要素があり、楽しかった。英語の発音が格段に良くなった」▼秋山元気(王)「嫌な役に罪悪感を感じたが、プレッシャーに負けていられず、当日は伸び伸びとできた」▼加藤祐晟(セリヌンティウス)「知らない単語があり難しいと思ったが、稽古を重ねるうちに楽しくなった」▼布施育太郎(男)「区大会は西新井文化ホール、都大会はかめありリリオホールで違う劇場を体験できた」▼古庄哉太(照明)「初めて使うハイテク機材に興味を持った。チャンスがあれば、また照明をやりたい」▼鞠子優羽(セリア)「発音を一から正すのが大変だった。改善点は先生に相談し、アドバイスをいただいて見直した」▼丸山萌絵乃(市民)「夏休み明けに文化祭の取り組みに入った時、人数を増やして全体練習が始まり、みんなで頑張った」▼宮崎蒼(大道具)「技術部で工作が好きなので、最初から大道具希望で参加。大変だったが楽しかった」▼吉村美咲(衣装)「ダンサーの衣装を急遽8着作ることになり、時間的な余裕がなかったが完成して良かった」
【第73回東京都中学校連合演劇発表会】各地区代表の中学校24校の演劇部が、昨年12月28日(水)・29日(木)、今年1月6日(金)・7日(土)に、ギャラクシティ・西新井文化ホールで開催された同発表会に出演。6日には第十四中学校が「青い鳥 白い波 緑の風」を上演した。これは、同校演劇部顧問の横山淳子教諭の作品で、現在と戦争中の沖縄をクロスさせ、沖縄を愛する生徒の存在を通じて、生徒たちが「沖縄を知りたい!」と心を寄せる物語。
戦争の緊迫感の中に、一筋の光が差し込む同作品は、第12回関東中学校演劇発表会・2023関東中学校演劇コンクールの東京都代表に選出された。3月27日(月)~28日(火)、川崎市麻生文化センターで同作品を再演する。なお、連合演劇では、第十二中学校も推薦奨励校として「バイ・バイ・バースデイ」(作: 新堀浩司)を上演した。
自校の英語劇と連合演劇を演出し、生徒を指導した横山教諭は、東京都中学校演劇教育研究会研究局長を務め、日々演劇に向き合う。その想いは熱い。「『みんなで創りあげる喜び』。演じるということは、人の心を考えること。一人でも集中していなければ、真剣に演じなければ、観ている人には伝わらない。精一杯舞台をつくりあげることは、とても楽しいこと」――。
同校で、一度でも演劇に触れた生徒たちの心の豊かさは計り知れない。
写真上/英語劇のワンシーン(写真提供=畔上毅主幹教諭)
下/連合演劇のワンシーン
【第75回英語学芸大会・都大会】同校「演劇プロジェクト」に参加した2年生が、英語劇を希望。英語科の山中恭子教諭、田中一成教諭の指導を受け「Run! Meros,Run!(走れ、メロス)」に挑戦した。

【第73回東京都中学校連合演劇発表会】各地区代表の中学校24校の演劇部が、昨年12月28日(水)・29日(木)、今年1月6日(金)・7日(土)に、ギャラクシティ・西新井文化ホールで開催された同発表会に出演。6日には第十四中学校が「青い鳥 白い波 緑の風」を上演した。これは、同校演劇部顧問の横山淳子教諭の作品で、現在と戦争中の沖縄をクロスさせ、沖縄を愛する生徒の存在を通じて、生徒たちが「沖縄を知りたい!」と心を寄せる物語。

自校の英語劇と連合演劇を演出し、生徒を指導した横山教諭は、東京都中学校演劇教育研究会研究局長を務め、日々演劇に向き合う。その想いは熱い。「『みんなで創りあげる喜び』。演じるということは、人の心を考えること。一人でも集中していなければ、真剣に演じなければ、観ている人には伝わらない。精一杯舞台をつくりあげることは、とても楽しいこと」――。
同校で、一度でも演劇に触れた生徒たちの心の豊かさは計り知れない。
写真上/英語劇のワンシーン(写真提供=畔上毅主幹教諭)
下/連合演劇のワンシーン