足立朝日

大輪の菊が彩る 本木東小

掲載:2007年12月20日号
◆◇大輪の菊が彩る 本木東小
 この秋、本木東小学校(小玉一夫校長)の正面玄関を、大輪の菊の花たちが彩った。
  育てたのは5・6年生39人。同校の伝統『1人1鉢栽培』の一環で、「生き物を大切にしよう」と、学年ごとに朝顔やトマトなどを育ててきた。
  近くに住む古姓長孝さんの指導で、子どもたちは1本の枝を3本に分けて咲かせる「3本仕立て」に挑戦した。盆栽が趣味で菊を育てた経験を持つ古姓さんも、勉強しながら半年間、丁寧に鉢の面倒を見てきた。
 5月に苗を植えて以来、一生懸命世話をしてきた子どもたち。「水や肥料が大変だった」「アブラムシが出て古姓さんにとってもらった」などの苦労もあったが、「花が咲いた時、かなりうれしかった」「想像以上に花が大きかった」と感激した様子。「古姓さんのおかげ。感謝しています!」と声をそろえた。
  「菊を育てたことは一生忘れないと思う。機会があったら思い出して作って」と古姓さん。来年の準備を進めている。


古姓さん(後列中央)と児童たち