足立朝日

足立稲門会 3年振りに結集 津軽三味線が花を添える

掲載:2023年3月5日号
 早稲田大学校友会 足立稲門会(青野公彦会長・早稲田大学高等学院教諭)の新年会が2月5日(日)、大師門前・清水屋で行われ、30人が出席した。
 まず青野会長が「3年振りの開催。コロナ禍にも関わらず、集まっていただき感謝。卒業生だけではなく、現役の学生6人も参加してくれてとてもうれしい」と開会挨拶。
 続いて、同大スポーツ科学部1年の沢目真直さん(足立朝日2021年6月5日号「ピープル」掲載)がアトラクションの一環で登場。沢目さんは、2021年に全日本高等学校選手権(高校総体・インターハイ)ボート男子シングルスカル決勝はじめ数々の優勝経験を積み、アスリート推薦で同大に進学。現在、同大漕艇部の主力選手として活躍中だ。さらに、中学1年で始めた津軽三味線は、吉田兄弟の吉田良一郎氏に師事し、全国大会芸歴5年以内の部門で「準優勝」を獲得した腕前。
 当日は三味線演奏を披露する前に「足立区を心から愛しています! 4月16日に行われる早慶レガッタに選ばれました。勝って参ります!」と力強く宣言し、大きな拍手を浴びた。演奏曲は「千本桜」「ディズニーメドレー」「津軽じょんがら節」の3曲。超絶技巧による演奏に一同酔いしれた。
 感動の余韻の中、下田尚保副会長が乾杯の挨拶を行い、和やかな歓談に包まれた。閉会挨拶は谷村明彦副会長が行い、再会を誓い合って散会となった。
 沢目さんと青野会長は、次のように想いを語った。▼沢目さん「拍手のタイミングが良くて、心地の良い演奏ができた。皆様に心から感謝」
▼青野会長「今後は極力通常の会に戻していきたいが、コロナ禍は収束していないので、とにかく皆さんには健康に気をつけていただきたい。沢目さんの迫力ある演奏には本当に驚いた! 1年生でありながら主力選手として活躍中なので、これからも応援していきたい」

写真上/挨拶する青野会長
下/超絶技巧で演奏する沢目さん