足立朝日

税を考える週間 村上和雄氏が遺伝子を語る

掲載:2008年1月5日号
◆◇税を考える週間 村上和雄氏が遺伝子を語る
 社団法人「西新井法人会」(野口節会長)主催の「税を考える週間」講演会が11月28日、同法人会館ホールで行われた。
  今回は、遺伝子解析の世界的権威を誇る村上和雄氏(筑波大学名誉教授・医学博士)が講師で、「志や感動が可能性を引き出す」をテーマに2時間にわたる講演を行った。
 冒頭、村上氏は「吉本興業と組んで研究をしています」とビックリ発言。一見、人間は全て違うように思えるが、持っている遺伝子暗号の99・9%は同じ。つまり、天才と凡才との差は遺伝子の差でなく、「遺伝子の目覚め」なのだが、私たちはその97%を未使用。「楽しいこと」は遺伝子に刺激を与え、良い遺伝子のスイッチを入れるという仮説に立ち、千人の糖尿病患者にB&Bの漫才を聞かせたところ、患者全員の血糖値が大幅に低下。しかも、よく笑った人ほど下がるという結果が得られた。
  人間の体は、約60兆の細胞から成り立つ。これらを「個々の強い意志で目覚めさせれば、人は誰でも新しい可能性を開花できる」と村上氏は強調した。


講演をする村上氏