足立朝日

街並みやスイーツ、果物をふんわり描く なかだえりさんが水彩画展開催

掲載:2023年5月5日号
 大学在学中に北千住に降り立ち、街と蔵が気に入って、この24年間千住に住んでいるイラストレーターのなかだえりさん。4月21日(金)~23日(日)、千住3丁目にある自身のユニークなアトリエ「奈可”多楼」で「水彩画展2023」を開いた。なかださんの柔らかいタッチの絵を愛するファンら多数が詰めかけた。
 このアトリエは、路地裏の元バーを改装したものだが、つい最近、千住の銭湯や団子店、駄菓子店などから提供された建築パーツや家具を再利用し追加、1階のカウンターを中心に遊郭風にリノベーションしてあでやかにした。
 今回展示された水彩画は、これまでの千住の店や医院、街並み、人々などに加え、駅弁、ケーキや果物、猫、馬、花などの新作を加えた約100点。訪れた人は、日常のなかだえり水彩画教室に通う若い女性や主婦、昔からのファンの男性などが目立った。ある若い男性は「なかださんの絵は、ふんわりと描く絵と同時に細密画もすばらしく、魅力的です」と話した。
 なかださんは、4月30日(日)朝に放映されたNHK「小さな旅」にも登場し、20年以上前に同番組に初出演した頃を振り返って、気を吐いた。
【メモ】この個展の内容は、インスタグラムのアカウント=@nakadaeri7で見られる

写真上/なかださんが「奈可”多楼」1階でニッコリ
下/2階でじっくり鑑賞する来場者