足立朝日

帝京科学大 新入生向けに防犯講話 闇バイトの危険性に警鐘

掲載:2023年5月5日号
 4月7日(金)、帝京科学大学(千住桜木2-2-1)で千住警察署が、新入生500人を対象に防犯講話を行った。
 同署生活安全課からは「令和4年度の特殊詐欺による被害額は、全国で361億4000万円にもなる。SNSを通して簡単に稼げると飛びついてしまうと結果的に詐欺に加担してしまうので、そうならないように注意して欲しい」。
 交通課からは「道路交通法の改正により、令和5年4月1日から、自転車を乗る際はヘルメットを被ることが努力義務となった。自転車に乗る人の死亡事故の半数が頭部によるもの。通学で自転車を使う人は、ヘルメットをして頭部を守ろう」。
 警備課からは「ここの大学は川に囲まれた場所にあるため、大きな台風などにより川が決壊したら大きな被害が出る。危ないなと思ったら、高い場所へ避難して自分の命は自分で守る行動をしてください」。
 刑事組織犯罪課からは「薬物を他人事と捉えないで欲しい。薬物は持たない、使わない。もし捕まってしまった時のことを考えて、甘い誘いにはのらない」。
 最後に「ATM(A=明るく、T=楽しく、M=前向きに)、3K(決められたことは、決められた通り、きちんと実行)、KMO(K=きくばり、M=目配り、O=思いやり)を大切にすれば素敵な学校生活がおくれて捕まることもない。それでも困ったことがあったら、遠慮なく警察官を頼って欲しい。必ず皆さんの助けになる」と伝えた。

写真/自転車に乗る際にヘルメット着用が努力義務になったことを説明