足立朝日

世界の平和と愛を願って 「足立ピースフラワー合唱団」 4年ぶりの歌声

掲載:2023年5月5日号
 足立ピースフラワー合唱団(横川昭団長)の「愛と平和を歌うコンサート」が4月23日(日)、西新井文化ホールで開かれた。
 創立20周年を迎えた同合唱団は、約40年前に「足立うたごえの祭典」を開催したのをきっかけに活動が広がり、区内で歌の好きな仲間が集まって結成。コロナ禍により、4年ぶりのコンサート開催となった。
 約600人が来場。ロビーでは日ごろから交流のある花畑共同作業所(東六月町/社会福祉法人はなさく福祉会)の菓子の販売もあり、活気が溢れた。
 ステージ上の約50人の出演者はマスクを着けたままだったが、混声の見事なハーモニーを響かせ、歌う喜びを弾けさせた。
 第1部は反核をうたった「世界の空に虹を描こう」や「ウクライナに平和を」などオリジナル曲が中心。「春が来たら」は、「つながれないのはつらいけど、春が来たら明るい日差しを浴びて、みんなで夢を語り合おう」とコロナ禍を乗り切る希望を綴った。中には手話マイムで見せる曲も。
 第2部はゲストのピアニスト・志村泉さんが、ベートーヴェンの「悲愴」、ドビュッシーの「月の光」など3曲で、聴衆を魅了した。
 朗読と合唱による「少年の星」の第3部まで、平和と愛を込めた約2時間が終わると、最後は「高校三年生」の合唱と客席の手拍子で盛り上がった。

写真/マスク越しだったが、歌う喜びが響き渡った=西新井文化ホールで