足立朝日

お菓子なあだち 23品目

掲載:2023年5月5日号
バウムクーヘン
「島田屋製菓㈲」
南花畑2-12-8、TEL3883・0632

 足立区のお土産と言ったらココというほど人気のバウムクーヘン製造会社「島田屋製菓」。創業は昭和48年(1973)。元々は六町3丁目に工場があったが、平成2年(1990)に現在地へ移転した。現在は、創業者の故島田四郎氏の甥っ子である生井栄専務(53)が現場を支えている。
 創業当初は普通のバウムクーヘンだったが売れなかったため、工夫を重ねて日本一やわらかいバウムクーヘンが誕生した。
 同社のバウムクーヘンの最大の特徴は、しっとりとしてやわらかいこと。やわらかさを出すために通常よりも多くの卵を使い焼いていくのだが、この焼きが一番大変。崩れないように注意すると共に、気温や湿度によっても微妙な変化が発生するので、それに対応するのが職人の技術だ。
 商品は同社併設の店舗または区内の一部スーパーベルクスで販売中。サイズは特大(800円)、大(480円)、中(300円)がある。店舗営業時間は午前9時~午後6時、日祝定休。1日3回実施していたタイムサービスは、コロナ禍により現在行われていないが、その代わり準備ができ次第、お得な商品が店頭に並ぶ。
 ホームページは「島田屋製菓」で検索。

写真上/元祖東京・長崎バウムクーヘン
下/工場内で生井専務