足立朝日

日本で最も権威ある美術雑誌 「國華」 「千住・足立の文化遺産」を特集

掲載:2023年6月5日号
 足立区郷土博物館(大谷田5丁目、現在改修に伴い休館中)に収蔵されている「月次景色物図」などが「千住・足立の文化遺産」として、日本で最も権威のある美術雑誌「國華」に特集され、話題になっている。
 「國華」は、明治22年、当時を代表する美術指導者の岡倉天心らが創刊、現在も続く世界で最も古い美術雑誌の一つ。今回のように絵画・工芸作品を中心とする内容で特集されたのは、市区町村単位では史上初!
 区の郷土博物館では「平成23年(2011年)から実施している足立区の『文化遺産調査』によって確認された貴重な美術品やその背景となる情報が、日本美術史に新たな知見をもたらしたことが極めて高く評価された」と大いに喜んでいる。
 これらは、5月20日発行の「國華」第1531号 に掲載され、足立区の文化遺産調査の「豊かさ」が玉蟲敏子武蔵野美術大学教授ら専門家によって解説されている。

写真上/「國華」の表紙
下/「月次景色物図」の中の「五月 燕子花に鷭図」