足立朝日

鴨下環境大臣がコープとうきょう花畑店視察

掲載:2008年1月20日号
◆◇鴨下環境大臣がコープとうきょう花畑店視察
生協組合員の環境対策の熱心さに感嘆

 12月7日、コープとうきょう花畑店(花畑四丁目)に鴨下一郎環境大臣と、近藤やよい区長が訪れ、同店の地球温暖化対策や廃棄物リサイクル対策の取り組みを視察。
  同店では温暖化防止自主行動計画として92年にレジ袋を有料化。買い物バックを推奨し、レジ袋を1袋5円で売っている。そのため06年には75%の人が買い物袋を持参するようになった。
  レジ袋代金は社会貢献事業や環境対策などに活用される。08年度は店舗に太陽光発電の設置や、店舗の廃油のバイオディーゼルを共同購入トラックに使用するなど。
  鴨下環境大臣は上原正弘理事長に店内を案内され、生協が取り組んでいるリサイクル活動などの説明を受け、大臣、区長を交えて組合員の環境活動報告も行われた。
  都生協連会長理事の名和三次保さんは「東京生協全体の取り組み『地球と共生する暮らし』をテーマに環境省と連携していきたい」と展望を話した。
 近藤やよい区長は「身近でできることをしよう。区は二酸化炭素10%、ゴミ8%削減を目標に掲げている。庁舎食堂に『マイ箸』を持参した人に粗品をあげることも検討中。地道にやってゆきたい」と協力を呼びかけた。
 鴨下一郎環境大臣は「生協組合員の皆さんは環境対策に必死に取り組んでいることに驚いた。海面下に沈む国、ツバルの首相と対談してきたばかりだが、アメリカ、中国、インドにも入ってもらう枠組みを作らないと温暖化は止められない。国民運動的、自発的に一人ひとりが取り組めば解決できる問題」と日常的なことから環境に気を配る大切さを訴えた。


賞味期限切れチェッカーの説明を受ける
鴨下大臣(右)と近藤区長