足立区初となる小学校での模擬投票が6月23日、選挙管理委員会(以下選管)の協力により、「亀田区長選挙」として亀田小学校(大井欣一校長)の6年生を対象に行われた。
体育館に集合した155人は、選管・本迫庸平主査の選挙に関する講話に聞き入った。選管マスコット「エラビ↗」が登場すると、一同大喜び! 選挙クイズでは、5月に実施された足立区議選・区長選の平均投票率42・79%に対し、18歳の投票率は37・32%であったこと、投票率が低くてもやり直しはなく、選挙結果は確定することなどを学んだ。特に、開票結果が同点の場合は「くじ引き」で決めることに対して、子どもたちから驚きの声が上がった。
続く選挙演説では、水戸納党・むらかみむねたか候補、こんぺい党・林家ポン太候補、大江戸党・ビューティ江口候補がそれぞれの公約を掲げ、会場は大声援に包まれた。候補役を演じたのは順に下大迫瞭教諭(27)、剱持陽文教諭(40)、井田栄一教諭(59)。子どもたちの目と心を集中させる大演説はさすがで、それに興じた子どもたちとの良い関係性が垣間見られた。
選管・久保文雅係長から投票に関する説明を受けた後、担当の子どもたちが投票用紙を交付し、いよいよ模擬投票がスタート! 実物の記載台で個々思い思いの候補名を記入した。開票も子どもたちが行い、100票を得た林家ポン太候補が当選! 子どもたちは大歓声と拍手で祝福した。
質問タイムでは「記載台になぜ消しゴムがないのか」「選挙がない時、選管は何をしているのか」などの質問が次々と飛んだ。久保係長が「投票用紙はビニール加工のため、文字は消しゴムで奇麗に消えない。間違いは2本線で訂正」「各学校で出前授業と模擬投票を実施。中学生の職場体験受け入れなど」と回答した。
「エラビ↗」に見送られ、子どもたちは笑顔でハイタッチをしながら退場。矢野佳歩さんは「選挙はこんなにも工夫されていると知った」、近あかねさんは「開票で機械が活躍することに驚いた」と感想を述べた。
大井校長は「授業の一環としてこちらから依頼したが、実際の投票と同じ方法で子どもたちが体験できた。とても楽しそうで貴重な時間だった」と成果を喜んだ。選管・鳥山高章事務局長は「中高で行ってきた模擬選挙を小学校でどのように行うか、課題を克服しながら今後も継続したい」と抱負を述べた。
6年後、亀田小学校の多くの卒業生の姿が各投票所に在ることだろう。
写真上/子どもたちが投票用紙を交付
中/実物の記載台で候補者名記入
下/実際に投票を体験

続く選挙演説では、水戸納党・むらかみむねたか候補、こんぺい党・林家ポン太候補、大江戸党・ビューティ江口候補がそれぞれの公約を掲げ、会場は大声援に包まれた。候補役を演じたのは順に下大迫瞭教諭(27)、剱持陽文教諭(40)、井田栄一教諭(59)。子どもたちの目と心を集中させる大演説はさすがで、それに興じた子どもたちとの良い関係性が垣間見られた。

質問タイムでは「記載台になぜ消しゴムがないのか」「選挙がない時、選管は何をしているのか」などの質問が次々と飛んだ。久保係長が「投票用紙はビニール加工のため、文字は消しゴムで奇麗に消えない。間違いは2本線で訂正」「各学校で出前授業と模擬投票を実施。中学生の職場体験受け入れなど」と回答した。

大井校長は「授業の一環としてこちらから依頼したが、実際の投票と同じ方法で子どもたちが体験できた。とても楽しそうで貴重な時間だった」と成果を喜んだ。選管・鳥山高章事務局長は「中高で行ってきた模擬選挙を小学校でどのように行うか、課題を克服しながら今後も継続したい」と抱負を述べた。
6年後、亀田小学校の多くの卒業生の姿が各投票所に在ることだろう。
写真上/子どもたちが投票用紙を交付
中/実物の記載台で候補者名記入
下/実際に投票を体験