足立朝日

10月から足立区スポーツ協会に名称変更 足立区体育協会が特別講演会

掲載:2023年8月5日号
 7月9日(日)、竹の塚地域学習センター4階ホールで足立区体育協会主催の特別講演会が行われ、協会加盟団体の指導者や役員、スポーツ推進委員、公認スポーツ指導員など143人が参加した。
 初めに田中ひろ子会長(トランポリン協会)が「足立区体育協会は10月1日より名称が足立区スポーツ協会になります。この特別講演会を通してコンプライアンス管理を学び、スポーツを楽しみ、行き過ぎた指導がなくなることを望みます」と挨拶。
 講演会では、サッカー日本代表のキーパー・権田修一選手(清水エスパルス)を中学1年~高校2年まで指導するなど、多数のJリーガーが若手だった頃に指導した経験を持つ東京ガスネットワーク㈱の浅野寛文氏(54)を講師に迎えて「選手とともに楽しむ指導~選手との信頼関係の構築~」について語った。
 浅野氏は「最初は自分の考えを選手に押し付けていたため、選手がサッカーを楽しめずに距離が出来てしまった。そこから、プレイヤーズファーストを考えて楽しむことを前面に自立を促した。基本技術の大切さを選手に伝え、一人一人と向き合った練習をし、指導者の夢を選手たちに託そう。そうすればプレイヤーズファーストの指導をすることが出来る」と熱弁をふるった。
 講演後には対談コーナーも設けられ、中山小夜子副会長(水泳連盟)、鳥羽信哉専務理事(バドミントン協会)、桑原敏昭常務理事(ソフトボール連盟)、丸山悦男常務理事(サッカー協会)の4人から浅野氏へ指導に関する疑問や質問が投げかけられ、中味の濃い講演会となった。

写真/浅野氏による講演=竹の塚地域学習センターで