足立区文化団体連合会会長
西新井栄町三丁目在住
渡邊笑玉さん(80歳) 昨年4月、文化団体連合会の総会で、会長職を前任の大熊蘆蔭氏から引き継いでから1年。渡邊笑玉会長は、大熊前会長時代に副会長として一緒に築き上げてきた体制を崩すことがないように大切にしながら、新しい方向性を模索している。
同団体は30団体が所属。1カ月に1度の三役会議、3カ月に1度の団体会議には、足立区の文化を担う個性派が勢揃い。そこでのまとめ役をこなしながら、自身の民謡26団体にも心を傾ける。
津軽生まれの渡邊会長の実家はりんご栽培農家。幼い時から民謡を子守唄代わりに聞き育ち、小学5年生のころには踊りも習得。
つくし幼稚園で民謡指導22年
18 歳で出兵し、帰還後は警察官として4年を過ごした。上京後は、千住の師匠に付いてさらに民謡を学び、昭和40年に名取となって「笑玉」を名乗る。この間に尺八や三味線など鳴り物の修行にも励んだ。昭和56年、足立つくし幼稚園(平野一丁目)の職員になり、寺山克己園長の依頼で園児に民謡を教え始めた。
現在は、日本民謡協会の参与を務めながら、同園での指導を22年間継続。三味線を担当する今井秀胤(ひでつぐ)さんと共に、園児を全国民謡大会・幼児の部出場へと導いた。寺山園長は「幼児時代に、本物の日本文化に触れられる子どもたちは幸せ」と目を細める。
年に1度、秋に1カ月をかけて行われる文団連の文化祭は、開催場所が別々のため、「いずれは同じ会場で」と渡邊会長は望む。さらに、民謡を若い世代にも継承するため、小中学校での指導も行いたいと意欲に溢れている。問合せ
TEL・FAX3889・1633
西新井栄町三丁目在住
渡邊笑玉さん(80歳) 昨年4月、文化団体連合会の総会で、会長職を前任の大熊蘆蔭氏から引き継いでから1年。渡邊笑玉会長は、大熊前会長時代に副会長として一緒に築き上げてきた体制を崩すことがないように大切にしながら、新しい方向性を模索している。
同団体は30団体が所属。1カ月に1度の三役会議、3カ月に1度の団体会議には、足立区の文化を担う個性派が勢揃い。そこでのまとめ役をこなしながら、自身の民謡26団体にも心を傾ける。
津軽生まれの渡邊会長の実家はりんご栽培農家。幼い時から民謡を子守唄代わりに聞き育ち、小学5年生のころには踊りも習得。

つくし幼稚園で民謡指導22年
18 歳で出兵し、帰還後は警察官として4年を過ごした。上京後は、千住の師匠に付いてさらに民謡を学び、昭和40年に名取となって「笑玉」を名乗る。この間に尺八や三味線など鳴り物の修行にも励んだ。昭和56年、足立つくし幼稚園(平野一丁目)の職員になり、寺山克己園長の依頼で園児に民謡を教え始めた。
現在は、日本民謡協会の参与を務めながら、同園での指導を22年間継続。三味線を担当する今井秀胤(ひでつぐ)さんと共に、園児を全国民謡大会・幼児の部出場へと導いた。寺山園長は「幼児時代に、本物の日本文化に触れられる子どもたちは幸せ」と目を細める。
年に1度、秋に1カ月をかけて行われる文団連の文化祭は、開催場所が別々のため、「いずれは同じ会場で」と渡邊会長は望む。さらに、民謡を若い世代にも継承するため、小中学校での指導も行いたいと意欲に溢れている。問合せ
TEL・FAX3889・1633