◆◇鹿児島の遥香ちゃん 心臓移植成功
50万人に1人という非常に稀な「拘束型心筋症」を患い、アメリカで心臓移植を受けた鹿児島の岩下遥香(はるか)ちゃん(4歳)が、1月15日に帰国した。
この疾患は、突然死が1割程度あり、5歳以下の発症の場合、半数強の患者が2年以内に死亡する。遥香ちゃんの場合、既に肺高血圧を伴っていたことから、時間的な余裕はないことが判明した。
父で医師の龍史さんと母・さおりさんは、有効な薬物治療がなく、日本では15歳未満の小児からの脳死による臓器提供がない現状から、海外での心臓移植を決意。昨年2月に米国ロマリンダ大学からの受け入
手術が成功し帰国した遥香ちゃん(左端)
れが決定したが、手術費、滞在治療費などの総額が1億1千万円必要と判った。
個人では負担できる金額ではないことを知った龍史さんの医学部時代のクラスメイト・内匠拓朗さんが、「はるかちゃんを救う会」を立ち上げ、事務局代表としてボランティアの協力を得、3月22日に募金活動を開始した。
足立区でも、区職員はじめ足立区鹿児島県人会、篤志家たちの協力で活動が広まり、全国で1億4千77万474円の募金が集まった。
5月29日にロマリンダ大学に到着し、6月13日に奇跡的にドナーが現れ、即日手術に踏み切った。術後の心配な時期を乗り越えて、1月15日の帰国後すぐに大阪の病院に検査入院。同22日には鹿児島へ帰り、現在を迎えている。
岩下夫妻、内匠代表は「厳しい病状の中、こんなに早く移植を受けられたのは、ご協力くださった皆様のお陰です。ドナーとなってくださったお子さんとご両親、皆様へ心から感謝申し上げます」と話した。
詳細は、「はるかちゃんを救う会」HPで。

この疾患は、突然死が1割程度あり、5歳以下の発症の場合、半数強の患者が2年以内に死亡する。遥香ちゃんの場合、既に肺高血圧を伴っていたことから、時間的な余裕はないことが判明した。
父で医師の龍史さんと母・さおりさんは、有効な薬物治療がなく、日本では15歳未満の小児からの脳死による臓器提供がない現状から、海外での心臓移植を決意。昨年2月に米国ロマリンダ大学からの受け入
手術が成功し帰国した遥香ちゃん(左端)
れが決定したが、手術費、滞在治療費などの総額が1億1千万円必要と判った。
個人では負担できる金額ではないことを知った龍史さんの医学部時代のクラスメイト・内匠拓朗さんが、「はるかちゃんを救う会」を立ち上げ、事務局代表としてボランティアの協力を得、3月22日に募金活動を開始した。
足立区でも、区職員はじめ足立区鹿児島県人会、篤志家たちの協力で活動が広まり、全国で1億4千77万474円の募金が集まった。
5月29日にロマリンダ大学に到着し、6月13日に奇跡的にドナーが現れ、即日手術に踏み切った。術後の心配な時期を乗り越えて、1月15日の帰国後すぐに大阪の病院に検査入院。同22日には鹿児島へ帰り、現在を迎えている。
岩下夫妻、内匠代表は「厳しい病状の中、こんなに早く移植を受けられたのは、ご協力くださった皆様のお陰です。ドナーとなってくださったお子さんとご両親、皆様へ心から感謝申し上げます」と話した。
詳細は、「はるかちゃんを救う会」HPで。