足立朝日

お菓子なあだち 26品目

掲載:2023年9月5日号
ポテトチップ
「㈲菊水堂」
本社=神明3-11-18
工場=八潮市垳58、TEL048・995・5311


 足立区と八潮市の間を流れる垳川沿いに工場がある同社は、昭和28年(1953)に港区三田で創業。その後、昭和38年(1963)に足立区へ移転するも公害防止条例により、昭和43年(1968)に現在の場所に工場を造った。現社長の岩井菊之氏(66)は2代目。昨年、息子の太一さん(30)が跡継ぎとして入社した。
 創業当初は瓦せんべいを製造していたが、ある時先代が旅行中に聞いた「ジャガイモを薄く切って揚げた菓子がおいしいらしい」という言葉を頼りに昭和39年(1964)にポテトチップ製造をスタート。
 同社のポテトチップは「できたて」にこだわる。素材本来のおいしさを感じてもらいたいと、全国からその時期にポテトチップに最適なじゃがいもを厳選して使用。製造当日に出荷し、おいしいものをおいしいうちに食してもらえるようにしている。そのため賞味期限は2週間だが、できれば1週間以内に食べるのがオススメ。
 味は約10種。サイズは60gと120gがあり、価格は330円~。商品は成城石井・北千住店や八潮の工場直売所(平日午前9時~午後5時)で買える。
 また、先日開催された足立成和信用金庫主催の「夢のお菓子コンテスト」で区長賞を受賞した「ポテトチップスエビクリームライス味」も製造中で、10月21日(土)、22日(日)にアリオ西新井で行われる「菓子博」で販売される。

写真上/ポテトチップ(右上はじゃがいも、油、塩)
中/岩井社長
下/夢のお菓子コンテストの区長賞受賞作品