足立朝日

多湖輝学長 千寿桜堤中で講演会

掲載:2008年2月5日号
◆◇多湖輝学長 千寿桜堤中で講演会
頭の体操も

 千寿桜堤中学校(高橋和夫校長)で1月19日、東京未来大学学長・多湖輝氏の講演会が開かれた。開かれた学校づくり協議会(岩城武会長)の家庭教育部会主催。
  「今、伝えたいこと」をテーマに、豊富な人生経験や最新情報を織り交ぜながら、歯切れ良い語りで自在に展開。アジア各国に経済逆転されつつある中で、日
豊富な経験と知識で教育を語る多胡氏
本の未来を担う学生たちの学力低下を憂慮、「教育をシャカリキでやらないと、日本の未来はない」と断言した。
  「今の親は子どもの悪い言葉遣いをたしなめず、コミュニケーションを取るために逆に子どもに合わせてしまう」など、耳に痛い指摘も。「競争で闘っていける真の強さを、子どもに身につけさせないと」と説いた。
  「頭の体操」の著者で、DSの脳トレゲームの監修も手がけている多湖氏は、82歳とは思えない若々しさ。「歩くこと、頭を柔らかくすることが大事」と秘訣を明かし、脳トレ問題を出題。全員でしばし頭の体操となった。