9月16日(土)、NPO法人あらかわ学会(荒川放水路通水100周年事業市民実行委員会)主催の「あらかわ遠泳大会 プレ大会」が行われ、50~80代の関係者11人が荒川左岸(小菅駅側)から虹の広場まで約840mを約15分掛けて泳ぎ切った。
大正13年(1924)に通水した荒川放水路。かつては10カ所以上の水練場(水泳教室)があり、多くの人たちが泳いでいたが、戦後の高度成長とともに工業廃水が流入。臭い、汚い川へと姿を変えてしまった。
現在では下水道普及率が100%になり水質が改善された。そこで、同学会は、荒川で泳げる環境が復活してきたことをアピールしようと今回のイベントを企画。
父親が昭和初期に荒川の水練場で水泳を教えていたという同学会の三井元子さん(69)は「水は清流とはいかないが臭いも味もほとんどなく快適で、泳げる川になったと感じた。その一方で、広い川のため泳ぎに自信がある人でないと泳ぎ切れないし、橋脚の周りは流れが急なため難しさも感じた。今後も今日出た課題をいかに解決するか話し合いながら、来年の本番に向けて努力していきたい」と話した。
これまでの活動内容や今後のイベント情報など詳細は「あらかわ学会」で検索。
写真上/荒川を軽快に泳ぐ
下/泳ぎ切った「あらかわ学会」のメンバーら

現在では下水道普及率が100%になり水質が改善された。そこで、同学会は、荒川で泳げる環境が復活してきたことをアピールしようと今回のイベントを企画。

これまでの活動内容や今後のイベント情報など詳細は「あらかわ学会」で検索。
写真上/荒川を軽快に泳ぐ
下/泳ぎ切った「あらかわ学会」のメンバーら