足立朝日

お菓子なあだち 27品目

掲載:2023年11月5日号
草だんご
「㈱清水屋」
西新井1-9-11、TEL3890・4122


 西新井大師の名物といえば「草だんご」。門前に行くと「おひとつご試食いかがですか」という声が参拝客を出迎える。江戸時代創業の「割烹 清水屋」は、草だんごを製造販売する老舗だ。
 かつては門前の6軒で草だんごを販売していたが、現在では3店舗のみになってしまった。そんな中で、創業当初から製造する草だんごの伝統を受け継いでいるのが、12代目社長の清水篤さん(52)だ。
 材料は青森県産の乾燥ヨモギ、北海道産の小豆などを使う。江戸時代の頃は荒川土手のヨモギを使っていたという歴史もある。あんこは、こしあんとつぶあんの2種類があり、もちもちの団子にさらっとしたあんこが絡まり食べやすいと評判だ。
 店内では飲食も可能で、草だんごはもちろん、寿司や天ぷらなどの和食を楽しめる。20個入りが900円、30個入りが1300円、42個入りが1700円。店内だと7個400円で食べられる(いずれも税込)。また、アリオ西新井でも草だんごの販売をしている(少数のため売り切れ注意)。
【営業時間】午前9時~午後5時半、不定休

写真/草だんご