足立朝日

交流と賑わいの拠点「ぐるぐる」の運営に当たる 「はじまり商店街」共同代表 柴田 大輔 さん(35)

掲載:2023年12月5日号
やってみたいをやってみよう

 11月19日(日)、東京メトロ綾瀬駅東口にあるハト広場が終日沸いた。「地域の素敵な人やお店に出会える場」というコンセプトの「アヤセぐるぐる博」なるイベントが行われたのだ。
 さて、その「あやせ博」を日々演出する拠点として、10月末に綾瀬駅西口高架下に誕生したのが「あやセンター ぐるぐる」。
 そのセンターの運営を任され、この日午後から6人の区民と綾瀬の「まち歩き」をしていたのが柴田さん。「『綾瀬を知りたい』『綾瀬で何かをやりたい』という人ばかりが集まった。最初のまち歩きでしたが、私を含め、『街』の雰囲気を知るのにとても参考になった」
 柴田さんは、秋田県秋田市生まれ。仙台にある福祉系の大学を出て上京。「まちづくり」に興味があり、シェアハウスやゲストハウスのマネージャーとして3年ほど働き、5年前に都心であった大きな飲食イベントで知り合った男性・くまがいけんすけ氏と意気投合、コミュニティビルダーの集まり「㈱はじまり商店街」を設立。 
 以降、くまがい氏は東綾瀬の元UR団地を「DIY団地」としての賑わいづくりに貢献。近隣のパン店を集めて、不定期ではあるが「パンまつり」を実施。
 一方、柴田氏も、京急「日ノ出町」高架下でまちづくり事業を展開、その後不動産会社と手を組んで、4年ほど前から茅場町のCAFEで大規模イベントを仕掛けている。
 今回「あやせ ぐるぐる」の運営を任された柴田さんは、これまでの経験と実績を背に「すぐ結果が出るものではないが、焦らず一つ一つのイベントを成功させ『やってみたいを、やってみる』新しい交流と賑わいの創出拠点にしたい」と話した。
【メモ】「あやセンター ぐるぐる」は、綾瀬4-6-34、綾瀬駅西口より徒歩3分高架下。開館受付時間は平日=午前11時~午後6時(土日祝は午前10時~)。問合せ=TEL3880・5070区担当課