足立朝日

旭日双光章受賞・田中彰氏

掲載:2008年3月5日号
◆◇ボランタリーチェーンに尽力
旭日双光章受賞・田中彰氏

 千住旭町商店街振興組合理事長としても知られる田中彰氏(71)が旭日双光章を受賞、2月8日皇居前のパレスホテルで祝う会が開かれた。
 家業のスーパー田中(上澤屋)を経営する傍ら、ボランタリーチェーンの発展に尽力してきた功績に対して贈られた。ボランタリーチェーンとは多数の独立した小売事業者が連携し、仕入れ・物流を共同で行うシステム。これにより仕入れ値が安く抑えられる上、フランチャイズと違い、各事業者が独立性を保てるという利点がある。
田中彰氏と栄子夫人=祝う会場で
  田中氏は現在、上澤屋取締役会長、全日食チェーン商業協同組合連合会代表理事、社団法人日本ボランタリー・チェーン協会副会長などを務める。
  約300人がお祝いに駆けつけ、甘利産業大臣、農水省関係者、食品関係者らが祝いの言葉贈った。
  これに対し田中氏は「1店舗の永続性が各地域のテーマ。受章は地域商業全体が評価されていることとして、大変うれしい。最大の戦友の家内にも、お礼奉公してまいりたい」と謝辞を述べた。
  会の発起人を代表して、岩城武・常東地区町会自治会連合会会長も、田中氏の地域での働きを労う祝辞を贈った。