◆◇THE環境Vol.2
洗濯洗剤には「合成洗剤」と「石けん」と表示されているものがあるが、「合成洗剤=合成界面活性剤」、「石けん=脂肪酸ナトリウム・脂肪酸カリウム」のこと。
石けんの中にも添加物(エデト酸塩、赤色○号、香料)など入っているものがある。わが家の使っている洗剤をチェックし、どういった化学物質が箱などに書かれているか調べてみるのも一案だ。
合成洗剤の箱に書かれている添加物のひとつが「蛍光増白剤(蛍光剤)」。染料の一種である蛍光増白剤(蛍光剤)は、目に見えない紫外線を吸収して、目に見える青白い光(蛍光)に変えるため見た目に白さが増して見える。市販の白物衣料の多くは製造段階で蛍光増白剤が使用され、綿、麻、レーヨンなどは洗濯時に脱落するので、補うために多くの合成洗剤には蛍光増白剤が配合されている。
安全性は、現在使用されているものについては急性毒性、慢性毒性、発ガン性などの問題はないとされているが、量や人により、アレルギー反応、皮膚刺激を起こすことも考えられるので、通産省通達により「家庭用品は蛍光増白加工は必要最小限にとどめ過剰加工にならないこと」、「乳幼児用製品にはできる限り避けること」、とされている。食品衛生法は「食器、器具、紙コップ、紙ナプキンなどへの使用は認められていない」。また、日本薬局方では「脱脂綿、ガーゼには蛍光をみとめないこと」とされている。
また、蛍光剤は移染するので蛍光剤入りの洗剤で洗ったフキンで食器などをふくと食器に移る。白さと安全性をどちらを選択するか、CMに惑わされず自身で考えたい。 合成洗剤と石けんがよく論議されるが、石けんは薄まれば界面活性を失うので、すすいだ後の肌の上や、薄まった排水の中では、もはや界面活性剤ではなくなっている。これが、川や海の生物にも安全であると言われる最大の理由だ。他の合成界面活性剤にはこのような性質はなく、薄めても薄めても界面活性が残り、肌への悪影響や水生生物への害が言われている所以だ。
とにもかくにも、日本人は清潔病。毎日シャンプー、洗濯をする人がほとんどではないだろうか。冬場はあまり汗をかかないのに、ぶ厚いトレーナーなど1度着ただけでも洗濯したり、洗剤問題だけでなく、生活排水を少なくすることが最も重要なことだろう。
洗濯洗剤には「合成洗剤」と「石けん」と表示されているものがあるが、「合成洗剤=合成界面活性剤」、「石けん=脂肪酸ナトリウム・脂肪酸カリウム」のこと。
石けんの中にも添加物(エデト酸塩、赤色○号、香料)など入っているものがある。わが家の使っている洗剤をチェックし、どういった化学物質が箱などに書かれているか調べてみるのも一案だ。
合成洗剤の箱に書かれている添加物のひとつが「蛍光増白剤(蛍光剤)」。染料の一種である蛍光増白剤(蛍光剤)は、目に見えない紫外線を吸収して、目に見える青白い光(蛍光)に変えるため見た目に白さが増して見える。市販の白物衣料の多くは製造段階で蛍光増白剤が使用され、綿、麻、レーヨンなどは洗濯時に脱落するので、補うために多くの合成洗剤には蛍光増白剤が配合されている。
安全性は、現在使用されているものについては急性毒性、慢性毒性、発ガン性などの問題はないとされているが、量や人により、アレルギー反応、皮膚刺激を起こすことも考えられるので、通産省通達により「家庭用品は蛍光増白加工は必要最小限にとどめ過剰加工にならないこと」、「乳幼児用製品にはできる限り避けること」、とされている。食品衛生法は「食器、器具、紙コップ、紙ナプキンなどへの使用は認められていない」。また、日本薬局方では「脱脂綿、ガーゼには蛍光をみとめないこと」とされている。
また、蛍光剤は移染するので蛍光剤入りの洗剤で洗ったフキンで食器などをふくと食器に移る。白さと安全性をどちらを選択するか、CMに惑わされず自身で考えたい。 合成洗剤と石けんがよく論議されるが、石けんは薄まれば界面活性を失うので、すすいだ後の肌の上や、薄まった排水の中では、もはや界面活性剤ではなくなっている。これが、川や海の生物にも安全であると言われる最大の理由だ。他の合成界面活性剤にはこのような性質はなく、薄めても薄めても界面活性が残り、肌への悪影響や水生生物への害が言われている所以だ。
とにもかくにも、日本人は清潔病。毎日シャンプー、洗濯をする人がほとんどではないだろうか。冬場はあまり汗をかかないのに、ぶ厚いトレーナーなど1度着ただけでも洗濯したり、洗剤問題だけでなく、生活排水を少なくすることが最も重要なことだろう。