足立朝日

青色外灯で防犯まちづくり 六町三丁目町会

掲載:2008年3月20日号
◆◇青色外灯で防犯まちづくり
六町三丁目町会

 六町三丁目町会(小松健会長)に昨年11月、青色の街灯が導入された。
  05年のTX開業以来、防犯パトロールを組織するなど防犯に力を注いできたが、昨年、それまでほとんどなかった侵入盗が町会内で15件発生。家人が居る状況での侵入は、一歩間違えば強盗になりかねない。住民の努力の限界を感じたことから導入に踏み切った。
  同町内では私道の街灯59基のうち25基を、環境にも配慮したLED青色灯に交換。シンボルとして、青色ランプの防犯
昨年11月設置の青色灯の防犯タワー
タワーも設置した。LEDは足立区独自のもので、国内だけでなく韓国からも視察があった。
 青色の効果を地域の人々に知ってもらおうと町会では2月11日、保塚地域学習センターで講演会「安心・安全のまちづくり」を行い、70人が参加。綾瀬警察署生活安全課、区危機管理室からも出席、犯罪や防犯の現状などが報告された。
 色彩心理研究家で心理カウンセラーの元永しずか氏が「青色の効果について」のテーマで講演。波長の長い赤・オレンジなど暖色は興奮作用があり、波長の短い青・紫などの寒色は沈静作用があるなどスライドを使って説明した。遠くまで見えやすく、心理的にも落ち着く青い街灯は、防犯に有効と説いた。